京都府菓子工業組合について

京都和菓子製造協同組合 京都和菓子製造協同組合

「ええ材料を使うて、ええもんを丁寧にこしらえる、これしかしようおへん」
こんなことをつぶやきながら、今日も黙々とお菓子作りに精を出している当組合員ご主人のセリフです。
和菓子は人間の五感を満たす、すばらしい芸術品です。まず目で見て綺麗なものでなければなりません(視覚)。次に食べて美味しくなければなりません(味覚)。手で触れる、包丁で切る、歯でかむ(触覚)。生姜、ニッキ、砂糖、小豆など、その天然のかすかな匂い(嗅覚)。「春の遠山」「春景色」「夏の山」「山路の菊」「薄氷」(視覚)。といった日本人独特の繊細な感覚が生み出したものが、京都の和菓子であります。これらの「伝統の味と文化」に現在の嗜好と技術を加え、日夜商いをさせて頂いているのが京都和菓子製造協同組合の組合員です。