青年部

ごあいさつ
「菓子の可能性を探して」

 京都府菓子工業組合青年部は会員相互の団結と親睦を図り、菓子業界の興隆と発展を資すると共に、次代菓業の担い手としての品位向上を図り、併せて京都府菓子工業組合の運営に協力することを目的として2000年に設立しました。
 京都の菓子業界は14の部会があり、それぞれが事業協同組合などの団体のもとに活動しています。
 当青年部では各部会と単独会員・賛助会員の事業所の対象年齢の方なら誰でも個人で入部できる形をとっております。
活動としましては、京都府・京都市教育委員会や京都府農林水産部食の安心・安全推進課等と連携し、京都の菓子を通じた食育の推進や伝統の食文化の継承を目的に、小・中学校へ「学校巡回菓子教室」や「きょうと食いく先生活動」等を行っています。京都の菓子の素晴らしさや芸術性、職人の技を近くで感じて頂き、体験し、京都の菓子を考えるきっかけと家族とのコミュニケーションツールにしてもらう活動であり、青少年の健全育成だけでなく、地域交流や職業体験の場の提供に寄与しています。
地域団体のご依頼や地域女性会・小・中学校・高校・大学茶道部とのコラボレーション、支援学校や病院内学級の生徒を対象とした「学校巡回菓子教室」、歯科医師会との連携など多方面へ活動の場も広がり、2014年には、「子どもと家族・若者応援団表彰・内閣総理大臣賞」を受賞させていただきました。最近では、盲学校や介護老人保健施設、日本語学校や高校・大学の交換留学生など海外の方を対象にするなど活動も変化してきました。
昨年度は、各連携の方々のご協力により、震災の爪痕残る熊本での復興支援「学校巡回菓子教室」をようやく実現することができました。
また、部員には多くの受賞歴や資格を持った者が多数在籍しており、意見交換会や技術向上のための勉強会や講習会を実施し「全国菓子大博覧会」の開催年には工芸菓子の出品をしています。
新年会や懇親会はもちろん、親睦を深めるためのバーベキュー大会、研修旅行など、レクリエーションも企画・実施しております。
 今後、国公立大学やスーパーサイエンスハイスクールとの連携により「お菓子の科学プロジェクト」を立ち上げ、修得するのに年数のかかる職人の勘や技などお菓子づくりで生まれる不思議を自然科学、人文社会科学で明らかにしていき、仕事に役立たせ、大学生や高校生が京都の菓子に親しみ関心をもってもらうと同時に学びに結び付けることで、未来への京都の菓子文化、技術の継承につながる活動に力を注ぎたいと思います。

  • お菓子の科学プロジェクト
    お菓子の科学プロジェクト
  • 学校巡回菓子教室
    学校巡回菓子教室
  • 熊本研修旅行、工場見学
    熊本研修旅行、工場見学
  • 三重県菓子博、青年部工芸菓子
    三重県菓子博、青年部工芸菓子
  • 三重県菓子博、青年部集合写真
    三重県菓子博、青年部集合写真

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