「夢のお菓子物語」のテーマのもと、熊本菓子博が平成大不況の中で開催。予想を上回る多数の入場者で、地元九州はもとより全国各地の人々から「さすが京都」と絶賛を受け、多くの人に感動を与えた素晴らしい夢の物語でありました。これも関係者各位様の御努力の賜物。感謝を申し上げ、大成功裡に終わられましたこと心からお慶び申し上げます。
今回の展示品、パネル等の製作に当たりましては「祇園祭」という京都を代表する祭事がテーマでありまして、どの様に表現できるかという心配をしておりましたが、幸い等組合の舟はし屋・辻清之氏が八坂神社の氏子として身近な題材であるということ。快くお引き受け頂きました。辻氏には仕事の合間に約2ヶ月にわたりがんばって頂き、「祇園祭」の大作を仕上げて頂きました。
パネルには京都府の山田知事、京都市の桝本市長と熊本知事、熊本市長様、そしてノーベル賞の田中氏等が仲良く祇園祭を楽しんでおられ、祇園祭の巡業の中に和気藹々と描いて頂きました。
当組合の展示品は、京名物五色豆を中心にピーナツ豆菓子を伝統に則り、手作りで最高の素材を使い、充分手間をかけた本格的な豆菓子でございます。京都の豆菓子は専門店商品として、なによりも体に良い、健康に良い、最近話題の「スローフード」と言われています。博覧会会場では展示品に多くの人々から関心を寄せられ、当組合の存在価値が認められました。
伝統の祇園まつりと当組合の伝統豆菓子は、互いに京都の代表として認められているところであります。今後はいま一度豆菓子を見直し、現代社会において必要不可欠のものとして気軽に食べて頂くことができますよう、がんばって守っていこうと思っております。