京都府菓子工業組合について

京都郷土菓子組合 京都郷土菓子組合

毎度有難う御座います。
当組合員は美味しくて素晴らしい菓子造り技匠の旁々ばかりが揃えました組合員の仲で商品を製造されております、特に材料面は吟味され商品表示に厳しく、製造の一つ一つに真心と感謝を込めて安心にして安全な商品ばかりです。菓業界の歴史を省みると戦国戦乱も漸く落着きを取戻し江戸に入り江戸時代後期頃より庶民、童子は京の菓子文化を発展させました。京都は菓子の発祥の地であり菓子の故郷です。一文菓子屋より一銭菓子屋、駄菓子屋と愛され親しんで戴く様になりました。
昔も今も子供達は駄菓子屋さんの、おっちゃん、おばちゃんとのコミュニケーションで社会を知り立派に育って行ったのです。
当時の品名の一例を並べてみました。あめ玉一個五厘、二個一銭、(昭和五、六年頃)金平糖大3ヶ小12ヶ一銭、水羊羹、へぎ羊羹、塩煎餅二枚一銭、堅焼、くろおこし、かりんとう一銭、すはま一銭、最中、棒ニッキ貝、ニッキ一銭、甘納豆等。チョコレート、ビスケット、キャラメル等は高級菓子で、親に買ってもらう菓子でした。昭和二十四年以降は玩具菓子類が盛んになりました。現在当組合員さんの中に児童菓子専門のお店は三社位しか在りませんが、他社はそれぞれ個性を豊かに活かし味は他に負けません、美しい季節の彩り合わせは京の菓子匠に活きて居ます。
組合員の主な納入先 市内有名菓子問屋、市内百貨店、各スーパー、地方有名菓子問屋、地方各百貨店、老舗処。